静岡県用宗港のすぐ近くにあるホテル・温泉のある醸造所の見学に行ってきました。



THE VILLA として、宿泊施設とタップルーム・食事ができます。道を挟んで「用宗温泉」があるのですが、その建物の一部に醸造所がありました。
West Coast Brewingのルーツ(醸造見学で詳しく教えてくれました!)
West Coast Brewingの社長は、建築家のデレック・バストン。生まれはアメリカのシアトル。
いつかはビール造りにチャレンジしたいと考えていた。
そんな中、静岡市・用宗漁港にあるマグロの解体建屋を温泉施設にリノベーションする計画が立ち上がり、バストン社長のもとに設計の依頼が舞い込んだ。設計を進める中でスペースに余裕があり、さらに建屋にはビール醸造に必要な十分な高さがある。加えて、水は富士山の伏流水でとても美味しいという、ビール造りに最適な3拍子が揃っていた。
これをきっかけに、長年の夢だったビール造りに本格的に取り組むことを決意し、2019年に「West Coast Brewing」が誕生。
醸造所見学で感じたこと
約1時間程度、こだわりポイントを詳細にわかりやすく教えてくれました。これはWCBのファンになります!こだわりのフレッシュホップを使ったWCBがさらに美味しく思えます。記載しきれませんが、印象的に残っているものをメモしておきます。
- 💧 水へのこだわり:用宗の地下60mからの贈り物
- 仕込み水は、用宗の地下60mから汲み上げた高純度な井戸水(富士山の伏流水)
- 日本の水は「軟水」が主流。軟水→硬水への調整は比較的簡単だが、逆は非常に難しい。
- 🌾 濾過技術:籾殻(もみがら)の力
- 麦汁を作る際、籾殻を混ぜることで効率よく濾過。アメリカのブルワリーでは一般的な手法
- よりクリアで安定したビールを造るための重要なポイント!
- 🎨 ラベルアート:物語とデザインの融合
- イギリス人のイラストレーターが毎週ラベルを描き下ろし!
- ラベルにはQRコード付きで、そのイラストの「物語」も読めるユニークな仕掛け。
- デザインの発想源はビールのスタイルよりも、社長のインスピレーションやブルワーの特徴(メガネなど)に基づくという遊び心も満載。
- 🍺 ホップ・デュード:WCBのアイコン的存在
- パッケージなどに登場するキャラクター「ホップ・デュード」。WCBのポップで個性的な世界観を象徴する存在。
- 🧪 品質チェック:7人のブルワーの厳しい目
- WCBのビールは、7人のブルワーが“オフフレーバー”(特にジアセチル=バターっぽい香り)を厳しくチェック。
- 1人でも「異常あり」と判断したら、追加発酵を行い品質を追求。徹底した品質管理。
- 丁度、ブルワーさんが働いていました。
見学後のお楽しみ(ビール・飲食+温泉)
約1時間みっちりと醸造所見学をした後、ビアパブで出来立てタップビールを頂きます。そのあと、温泉に浸かる。。という最高の1日でした。

